キーホルダーの作り方を簡単に解説します
道具各種です。

詳細は通信教育の
道具一覧をご確認ください。


材料各種です。

左上から
  3連キーとカシメ、牛レース、ホック
左下から
  アメ豚(裏皮)、牛タンロー、トレスフィルム
キーホルダーを作るための型紙です
これで、キーホルダーの大きさが
決まります
また、この型紙が無いと革も切れ
ません。
牛タンロー(いわゆる牛のなめし皮です。以下
牛革と記載致します。)に切り取りたい場所を
選び、型紙をあわせます。
そして、右手に持っている鉄筆で切り取り部分
をなぞっていきます。
革きり包丁で、鉄筆で移した線をなぞって
牛革を切っていきます。
唐草模様の図案です。
この絵を、革にカービングしていくこと
になります。
図案をトレーシングペーパーに写します。
水バケで湿らせた牛革に
トレーシングペーパーの図案を鉄筆で
写していきます
鉄筆の線は、消えませんので、間違うと
大変です。
でも、慣れてくると間違った箇所も後で
いくらでも修正(ごまかし?)が出来ます。
大理石(ゴム板でも可)の上で、
スーベルカッターという道具を使って
鉄筆で移した、線をカットしていきます。
切り過ぎて、貫通してしまっては
いけませんので、この作業は少し技術
が要ります。
左から。図案、図案を写したトレーシング
ペーパー、スーベルカッターでカットした
牛革です。
次に刻印をしていくために、水バケで
牛革を湿らせます。
カモフラージュで刻印していきます。
かなづち(木製がお勧め)でたたきます。

刻印のアップ!
これが、カモフラージュです
カモフラージュを根元から茎葉の部分に
等間隔で打ちます
左の写真が、途中経過です。
すこし、牛革の表面ががくぼんでいるのが
わかりますでしょうか?
刻印アップ!
ペアシェーダーです。
ペアシェーダーを使って、花びらや葉に
元に向かって刻印します。
葉は、カモフラージュかかるように、
力を抜きながら刻印します
刻印アップ!
ベベラです。ちょっとピンボケというか
ピントがバックの革に・・・
卵形をしております。
ベベラを輪郭の外側に刻印します。
刻印は大理石(ゴム板)に直角になるように
持って、刻印の巾の広いほうを線にあわせて
打っていきます。
刻印はこれで終わり!
さあ!
次は染色です
染料を水で薄めます。
写真は、おもちゃの注射器で水をの量を
調整しています。
筆に染料をつけ、少ししごいて落としてから
円を描くように塗ってください。
べたっと塗ってしまうと、ムラが出来て
しまいますので、少し技術が要ります。
とはいっても、これも後でごまかしが
出来ます。
これが塗り終え直前の感じです。
どうですムラが無いでしょ?(^_^)
模様のバックの部分を濃く塗っていきます。
塗り方は・・・・
そう、円を描くようにしてください。
大雑把に塗ったところ・・・
あんまり見ないで・・・
細かいところを、集中して・・・
はい!
着色終了
刻印アップ
バックの部分を、このE386という刻印で
打っていきます。
刻印アップ
内側は、A104とういう刻印を
打っていきます。
模様はこれで、終了です。
次に、レザーバインダー(仕上げ材)
を塗ります。
仕上げ材が乾いたら、
裏革を貼り付けましょう。

裏革は、アメ豚を使用します。
接着面に、サイビノール(接着剤)をつけ
表革に貼り付けます

表革と裏革を貼り付けているところです。
裏革を上にして、専用のガラス板を使って
空気を抜くようにして、貼っていきます。
革包丁で、余分なアメ豚(裏革)をカットします
次にコバコートを塗ります。
コバコートとは、ふちを綺麗にするための
仕上げ材です。
表革と裏革を、牛レースで止めていくための
作業開始です。
まずは、牛レースを通すための穴を開ける
場所を決めます。
右の写真は、デイバインダーという道具を
使って、かがり穴の印を入れているところ
です・。
1本目打ち、3本目打ちといった道具を
使って、穴を開けていきます。
さあ、外周すべてに穴を空けたら
牛レース編みをしていきます。
牛レースでかがって(編んで)いきます
外周を一周したところです
牛レースのかがりは終了です。
次に、キー金具の取り付けにかかります。
右の写真は取り付けるための、穴を開けて
います。

実は、仕上げを綺麗に見せるために
牛レースのかがり終了場所がかぶさる
ようにしております。
キー金具を取り付けたところです。
ホック用の穴を開けます。
ホックを取り付けます。
ホックを閉めた感じです。
これで完成です。

キーをつけてみました。
こんな感じです。
これで、キーホルダーの出来上がり!

天羽革工房
本文へジャンプ
革工房メインページへ
  革工房メインページへ ページの上へ戻る
レザークラフト 作り方